ラックマウント欲
ラックマウントとは
世の中には19インチラックというものがある。主にサーバや音楽機材を収納するために使われるもので、このラックに機材を収納することをラックマウントと呼ぶ。
EIA規格というのが世界中で広く使われている規格で、ラックマウント対応といえば、ほぼ間違いなくこの規格にのっとった横幅19インチ(482.6mm)となる。
ちなみに、奥行きは規格で規定されていないため、サーバだと奥行き70cm位あったり、ネットワーク機器だと20cm未満くらいだったり、物によって異なる。
サーバラックっていうのは、下記画像のようなもの。
サーバなどの長くて重いものは、前後のラックレールにレールを渡してやって、後ろ止めを行う。
軽いものだと、前側のレールに固定するだけでOK。
ただし、ラックマウントできるのは、ラックマウント用の耳がついているものか、ラックマウントキットがオプションで売られているもののみとなる。
ラックマウントで満たされる
ラックマウントできない機材(NASとか、ルーターとか)をどうするか?大体、ラック用の棚板が売られていて、その棚板の上におくことになるのだが、せっかく19インチラックなのに棚板かよ!普通のラックでいいじゃねーか!という気もする。
そんな時、ラックマウント欲を満たしてくれ、かつリーズナブルな選択肢がある。
大体、サーバ用として売られている19インチラック用のシェルフはお値段が張るのだが、サウンドハウスで販売しているMiddle Atlanticの1Uシェルフだと、それなりのお値段で購入可能。作りもしっかりしていて、耐荷重も16kgほどあるので、HDDが2本入る家庭用NASなんかを何台か置くのには十分。
諸君、私はラックマウントが(ry
で、何でこんなことを書いているかというと、うちにラックがあるからだ!会社でサーバラックを組み立てたり、サーバをラックマウントしたりしている内に、「ラックかっけー!!」とか思い始め、ラックマウント欲が芽生え、ついにはおうちに購入してしまった訳だ。
その後、パネルレス24Uのラックを買い、自作PC2台をラックマウントキットが売っているSilverStone製のケースに入れ替え、棚板にPS3を置き、スイッチをNetgearの24ポートでvlanが切れるprosafeのモノにし、上記のシェルフにNASやらpogoplugやら外付けHDDやらをのせ、現在に至る。
SilverStoneのラックマウントキットは、残念ながらそれだけでは自重に耐えられないため、棚板で支えて、2台をスタックしている状態。ホントは前止めだけでOKなケースがよかったんだけど、まぁ、これが一番コスパがよさそうなので致し方ない。
ただ、それほど長い機材は持ってないので、コスパ的にも「実はサウンドハウスでも売っている音楽用の19インチラックで十分だったのではないか」という疑惑もあるが、とりあえず今のところは前面のレールにPC、後ろのレールにネットワーク機器やNASなどをマウントするよう使い分けている。
ラックレールだけ買って木材に固定して自作ラックを作成されている方もいらっしゃる模様。確かに、そのほうがコスパはいい。
ラックマウントのメリット・デメリット
現状で感じているメリット・デメリットについて記載する。メリット
・機材を安定して設置できる。
レールにしっかりねじ止めするので、機材ががっちり固定され、安定度が増す。また、アジャスターで固定しておけば、耐震性が増すと考えられる。
・機材の集約
19インチラックにマウントすることで、ラックに機材を集約しないといけない!という気になる。
・場所をそれなりにとる。
うちで導入したラックの場合、大体、高さ120cm、幅60cm、奥行き85cm程度あり、部屋の中にドンとラックが鎮座ましますため、その分部屋が狭くなる。
・ラックマウント欲にともなう浪費
ラックマウントができる機器というのは、通常のものよりお値段が張ることが多いので、無駄な出費が増えるw
個人宅、事務所におけるラック設置上の注意(荷重について)
ちなみに、一般的な家庭の床の対荷重が180kg/m、事務所が300kg/mと建築基準法で定められており、重量には注意が必要。一般家庭だと壁際のほうが荷重に強いらしい。また、あくまで平方メートルあたりの耐荷重なので、あまりにも重い場合は板を敷くなどして荷重の分散が必要らしい。まぁ、自作PCとかなら100kgもいかないと思うけど。外部ストレージとかサーバは重いんだよねー。
さらなるラックマウント欲
次は何をラックマウントしようとか考え始めるアホな子に成り下がってしまった今日この頃。音楽関係の機材がほしいなーなんてw
ちなみにウチのラックはこれの24U。どうかしてるぜ!(意外とお安いのよね…)
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