OUTFEEL OFB-707ホイール交換&8速化

outfeelの自転車に乗って早半年超。

まったくスポーツ自転車に興味のなかった人間がクロスバイクを買って以来、ずぶずぶと自転車沼にハマっていった。

買った当時はクロスバイクの乗り心地に満足していたものの、「峠が越えられない！」「スピードが出ない！」などという誰もが通る道に足を踏み入れていく訳である。

峠が越えられないについてはこちらの改造（フロント多段化）で対応した訳だが、「スピードが出ない」という悩みは解消しなかった。

分野は違えど技術者としては、「どうやったら速くなるのか」は追求したいのである。
要はパフォーマンスチューニングである。

パフォチューの基本はチューニング対象の仕組みを理解することである。
そこで、自転車の速度に影響するモノを調べてみた。

1.ギア比
1回クランクを回して、後輪が何回転するか。ギア比が大きいほど速度は出るが、ギアは重くなる。フロントの数字が大きく、リアの数字が小さいほどギア比が大きくなりよく進む。
OUTFEELの自転車はデフォルトだとフロント48T、リアが14T-28Tの7速である。
速くしたければリアの14Tをより小さいギアに変えればよい。

良いのだが…。

OUTFEELのデフォルトのタイヤに装着されているリアスプロケットはボスフリーなのである。
ボスフリーは古い規格のため7速までしかない上にshimano純正の11Tのスプロケットは生産中止。2017年3月現在、ボスフリーで11Tが欲しければ台湾DNP製のスプロケットを買うしかない。

2．タイヤ
タイヤの接地面積が小さい方が転がり抵抗が減りスピードが出る。要は細いタイヤの方がスピードは出るが、トレードとして乗り心地や悪路での走行性のは落ちる。
また、ハブがよく回る方がスピードが乗りやすく、低下しない。
OUTFEELのデフォルトのタイヤは700x28Cで、ママチャリの650x35Aに比べるとだいぶ細いのだが、ロードバイクが700x23Cなので、ロードに比べるとだいぶ太い。

という事で、１と2の対応を行えば速度は上がるが…。
ボスフリーはスプロケットをハブに装着するタイプなので、8速以上にするためにはカセットフリー形式のホイールにして、カセットスプロケットに変更する必要がある。
つまり、ホイールごと交換する必要がある。

ただ、クロスバイクのホイール交換時にはエンド幅問題が付きまとう。
簡単に言えば後輪をはめるトコの幅が135mmなのか130㎜なのかによって改造の難易度が違うのだ。(135mmがマウンテン系、130㎜がロード系）

で、OUTFEELはどっちかといえば…130㎜だ！
と言う訳で、ロードバイク系のホイールが履ける！

ただ、本体価格より高いホイールってどうよ…？という経済観念を発揮して、世間では鉄下駄とも称されるWH-R501を購入。

32㎜のバルブのチューブ買ったらホイールがディープリムで長さが足りず、60㎜のバルブのチューブを買いなおす羽目に。

タイヤについては耐パンク性能を重視して700x25Cのツーキニストをチョイス。

スプロケットは峠越えも考慮して11-32Tの8速をチョイス。
ディレイラーはALTUSで。だって本体が3万円だし、フロントもALTUSだし…。

これでフロント3速、リア８速の24速になった。

改造後の走りについては、スピードが維持できるようになった事、坂を上る際に楽になった事、坂を下る際に空回りしなくなった事を実感している。
まぁでも、やっぱり最後は足だよなぁという結論に落ち着きつつある。

そして、ローディーさん達に抜かれるのはやはり悔しい…！

改造後100km超のロングライドをした際の写真。
順調にフレーム以外原型を留めない状態になってきた。

さて、ボスフリーの7速が余った訳だが…(￣ー￣)