投稿

2020の投稿を表示しています

PLCで天井(E26口金)から有線LANを出す

イメージ
PLC=電気線にネットワークを通す技術 PLCをご存知だろうか? 簡単に言うと、家庭内に配線されている電力線を使って、LANを構築するための規格である。 Ethernetが100Mbpsくらいの時代に登場し一時期は注目を集めたが、無線LANの高速化やEhterが1Gbpsと高速化された結果、あまり話題にならなくなった技術である。 現行品だと、TP-LinkのPLCアダプタが割と出回ってる感じ。 天井からPLCを出してみようと思いついた経緯 ちょっと頭がおかしい自覚がある筆者ではあるが、流石に最初からPLCで天井からLANを出してみようと思ったわけではない。 筆者の家の玄関まわりが若干暗いため、ライトを増設したかったのだが、ちょうどいい場所にコンセントがなく、一番近くにある天井の電球ソケット(E26口金)からコンセント出せないかなぁと考えたことが始まりである。 で、ちょっとググるとPanasonicからそんな製品が出ていることを知る。 調査に当たり国民ソケットなるものもあることを知りロマンを感じた。 E26口金から100Vのコンセントを2つ分岐させて、電球も接続できるマーベラスな奴である。 天井からコンセントを生やした結果がこれである。 さらに、延長コンセントを噛まして、クリップ型ライトに接続した結果が以下。 クリップ型ライトの口金がE17だったので、E26に変換するソケットをかました上で、E26型の人感センサーライトを使用している。 ちなみに、クリップを止める丁度いい場所がなかったので、石膏ボードにピンだけで付けられる棚も併せて設置している。 ライトはどちらも人感センサーライトのため、電源は24時間ONの状態である。 LEDライトは消費電力も少ないので、変換アダプタを噛ましても熱の心配がない。 Panasonicの2又ソケットは、製品仕様上600wまでは大丈夫らしい。 コンセントあるところPLCを生やさずにはいられない コンセントがあるということは、PLCが使えるということである。 使えるのであれば使ってみなければ気

衝動的にAWSにSiteToSiteVPNを張りたくなったらi-revoを契約しよう

思い立ったが吉日生活 普通に生活してると、ふと夜中にAWSにSiteToSiteVPNを張りたい!と思う日がある。   そんな時におすすめなのがi-revo。 i-revoとvyattaを使えば低コストでAWSとSite to Site VPN接続ができるのでざっと解説する。 ※本記事は参考程度にお読みいただけると幸いです。  夜中のテンションで契約できる、グローバルIP付きのプロバイダ  i-revoの場合、プロバイダの料金が月額500円でIPv4のグローバルIPを無料で払い出してくれるので、カスタマーゲートウェイのIPとして使えるのである。  しかも面倒な書類の手続きやメールのやり取り不要で、ネットからクレジットカード使って申し込めば即日使える。   正に夜中のテンションでやらかすのにうってつけ!  ただし、i-revoは転送量制限が5GB/日と厳しいので、大容量のファイルの転送を行うのには向かない。 間違ってもi-revo経由で仮想マシンのリフトとかやるのはNG! でもルーターがお高いんじゃないの? え?高いルーターが要るんじゃないか?  そんなことはありません! ソフトウェアルータであるvyatta(現VyOS)を使えばタダ!  動かすのは、kvmでもesxiでもvirtualboxでもvmaware playerでもWindows10のHyper-Vでも何でもござれ! ほら高いルーターなんて必要ない! コミュニティ版のISOを入手すれば大丈夫! https://downloads.vyos.io/?dir=rolling/current/amd64 フレッツは2セッションあるから実質無料 え?固定回線がいるんじゃないかって? …まぁフレッツ光とか回線は別途必要だけど、デフォルトでPPPoE2セッション使えるから実質無料よ!(?) 足りなかったら300円払えばセッション追加できるから! 実際に動かしていたコンフィグ 検証用の環境なので、i-revoでも特に困ってはなかったのだが思うところあってv6プラスの固定IPサービスでグローバルIPを取得したため、i-revo+VyOSの構成は止めてしまった。 ついカッとなって「v6プラス」固定I

AWS AD ConnectorとSamba4のADを接続

イメージ
AD ConnectorとSamba-ADを連携する試み AWSにはAD Connectorという、ローカルのActiveDirectoryの認証情報を使用するための中継サービスがある。 Linux大好きな私、とある用途でActive DirectoryをSamba4のADで構築しており、このSamba4のADとAWSのAD Connectorを接続してみようとしてみたところ、エラーが発生して繋がらないという事象が発生し、この2〜3ヶ月ほど時々トライアンドエラーをしていたのだが、ついに繋がったのでやったことのログを残しておく。 Samba4のADとAD Connectorをつなぐのがニッチらしいので、誰かの一助となれば幸いである。 前提条件はバッチリでもDNSの接続でエラーになる Samba-ADはUbuntu18.04で構築したもの。 こちらの方法 で構築。 こちらを写経しただけではあるが、お家にADのドメインコントローラーが建った🤭 Windows10 proを参加させてadministratorでログインもできたぞ https://t.co/yXjFege505 — KenTokuda (@ken_tokuda) February 19, 2020   AWSと自宅環境は、S2S VPNで接続している状態なので、ローカル側との通信は問題なく可能。 AD Connectorの管理ガイドに書いている前提条件 はバッチリできてて、DirectoryServicePortTest.exeの実行結果もOKにもかかわらず、AD ConnectorからローカルのADに接続しようとすると、以下のようなエラーが出て接続に失敗してしまう。 ====================== Connectivity issues detected: DNS unavailable (TCP port 53) for IP: ====================== ルートテーブル的にも問題ないし、セキュリティグループも問題ないし、何が原因なのだろう…と2〜3ヶ月程悩んでいた。 tcpdu

アイリスオーヤマの食洗機導入

イメージ
食洗機を買った 筆者、いい年して一人暮らしの男である。 食洗機といえば、家族がいっぱいいて洗い物が大変なご家庭に必要なもので、一人暮らしの男性には不要…というイメージがあると思う。 しかし、買ってみるとそうでもない。 そこで、一人暮らしの各位にも食洗機をエバンジェるために記事を書きたい。 アイリスオーヤマの食洗機 筆者が購入したのはアイリスオーヤマの食洗機(ISHT-5000-W) 食洗機といえば、水道工事が必要なため賃貸には設置しづらい…というイメージがある。筆者もそうだった。 コンパクトなパナソニックの食洗機は昔からあり、サイズ的にもお手軽なため、何度か購入を検討したが、賃貸住まいの身としては水道工事を行うことに抵抗があった。 ところがである。 2020年現在の食洗機事情としてエポックメイキングな点としては、「水道工事が不要」な製品が登場していることである。 工事不要でそれなりにコンパクトな製品が出てたら…買うしかないよね! しかも大体このタイプは3〜5万のレンジなので、ちょっと贅沢したら十分買えるから、うっかりカートに入れて確定してしまえばいいと思う。 実物と設置イメージ 実物と設置イメージ。45cm四方のキューブと思っていただけば良い。 台所の空きスペースに家に余っていた2X4材と買ってきた天板で適当な台を作り設置している。(現在は台に木目調シートで防水して腐食対策を施している。) タンクに入れた水で洗浄するので、当然排水もでる。 バケツに排水することもできなくはないが、排水口の近くに設置したほうが良いのは言うまでもない。 中身はこんな感じ。 割と食器も入り、2〜3人の家族であれば十分使えるのではないだろうか。 食洗機用の洗剤を蓋のくぼみに投入する形式 水は製品上部にある口から投入するスタイル。 ペットボトルを切ったものを漏斗代わりして水を注ぐと入れやすいのでオススメ。 大体1時間30分くらいで乾燥を含めて洗い上がる感じである。 ただし、乾燥はなんちゃって程度なので、洗い上がったらドアを開けて乾燥することをおすすめする。 (2021/03/11追記) 水を水差しで入れるのが面倒になったので、蛇口にホースをつないで流し込むスタイルに変更。 泡沫蛇口にホースをつなぐ製品を使い、アタッチメントと